ポルトガルの首都リスボン、
近郊の都市・シントラを訪ねました。
ポルトガルは海洋貿易、海を見下ろす歴史ある街並み、シーフードなどでも有名ですが、美の宝庫でもあります。
特に有名なのは「アズレージョ」という、青や黄色の色鮮やかなタイルです。
建物のところどころに、このアズレージョが使われているので、
首都リスボンはこのアズレージョを探しながらの街歩きなども楽しめます。
2泊3日の行程の中で、ポルトガルで訪れた場所、
そしてその中で見つけることができた、アズレージョなどについて記録していきます。
リスボンの美しい場所
ベレンの塔
ベレンの塔、ジェローニモス修道院、国立古美術館の3か所は、リスボン市街中心部から同じ方向にあるので、同じ行程の中で行きました。
午前ベレン+ジェローニモス ランチをはさんで古美術館。
ベレンの塔は、歴史的にはポルトガル防衛の要となった塔であり、とても重要な場所ですので観光には外せないでしょう。
ジェローニモス修道院
私としては、美しさという観点で萌えたのはジェローニモス修道院です。
ここでの見どころは・壁面の圧倒的な彫刻・建物内部の美しい装飾・アズレージョのめぐらされた部屋です。
ジェローニモス修道院はポルトガルが海洋貿易で富を得た時代の建築物で、マヌエル様式の装飾が壮麗です。
ゴシック様式と似た雰囲気で、天井には装飾的な柱がめぐらされており、
建物正面や中にも、ここかしこに施された浮彫が、とても凝っていて一つ一つ見惚れてしまいます。
中庭を囲む回廊は、明るい石材で出来ており、明るい色合いで装飾が際立ち、うっとりするほど。
アズレージョの部屋。ヨーロッパの他の都市の建築であれば、石材やタペストリーなどで飾られているところに、ポルトガルならではのアズレージョが囲んでおり、見て回ってお気に入りの箇所を探すのが楽しかったです。
国立古美術館
ここの目玉は、なんといっても、
ヒエロニムス・ボスの「聖アントニウスの誘惑」
ボスと言えば、奇怪な生き物の出てくる幻想的な世界を、細密に描く画風が特徴。
幼いころからの憧れでしたが、実物を観たのが初めてでしたのでとても感激しました。美術館にいたほとんどの時間を、この絵の前で過ごしました。
そして
日本との交易の様子が描かれた「南蛮屏風」
教会に飾られていたであろう聖人たちの木彫が、他の地域とまた違い、素朴な雰囲気でよかった。ポルトガルで盛んにつくられる陶器もザっと雰囲気をつかむことができました。
リスボン市街地
リスボンといえば、海を見下ろす坂の街。高い場所に行くには、トラム(路面電車)やケーブルカーが便利です。
街歩きがとても楽しいですが、脚力に自信のある方以外は、トラムなどで上の方に登っておき、坂を降りながら歩く道順を考えたほうがよいかもです。
ここからは、街歩きで見つけたものを写真で記録していきます。美しい街並みや、アズレージョのデザインいろいろです。
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