シャンデリア…
私も少し前までは、家にシャンデリアを飾ろうという発想がありませんでした。
けれども、イギリスで生活するうちに、インテリアの中で、照明とはなんと役割が大きいのだろうということに気が付きました。
インテリアの中で、照明は、空間を一つにまとめる役割があるといいます。
そして、気を付けてみると、アンティークマーケットに行くと素敵なものが実は沢山ありました。
(日本の古道具屋さんなどにも、味わいのあるものが沢山ありますね!)
でも、いったい古いシャンデリアを買ったところで、まず点灯する可能性はほぼゼロだし、
天井に重そうなものを吊るすなんて大変…
と思ってしまいます。
電気屋さん等にお願いすれば、きっと配線のお直しはしてもらえるのでしょうが、お金もかかりそう…
私も、このあたりがネックで、なかなか取り入れる勇気が出なかったのですが、
運命のシャンデリアと出会ってしまったことで、もう失敗してもいいからやってみよう!と取り組むことに。
結果、我が家ではシャンデリアを点灯させずに吊るすだけで、ひとまず十分楽しんでいます。
念願のシャンデリアを飾った方法について、書きます。
憧れのヴィンテージシャンデリア、買ってしまった
イギリス時代に ebey イーベイ(海外のメルカリ的なフリマ+オークションサイト)で、購入ました。
2つで25ポンド(=4000円くらい)だったと思います。
年季は入っているし海外の配線?だしで、電灯することは最初から諦めていました。
吊るすだけでいいから、我が家にぜひ取り入れたい!と。
年代もので、イタリア製らしいです。
もちろん天井の照明器具用ソケットは使わず、
ただ飾りとして使うなら、結果的に場本当に手軽に、インテリアに取り入れることが出来ました!
シャンデリアの取り付けに使ったフック
天井に取り付けるフックは、こちらを使いました。
同じようなタイプで壁に額縁を吊るすとき用のものがありますが、これも基本は同じ仕組みでした。
4本の押しピンのような針が入っており、それを写真右上の、丸い板のようなパーツの穴越しに、天井に刺して、(コインで押すとやり易い)
あとはフックのパーツを丸い板パーツにねじって取り付けます。
こんなにシンプル簡単で、3キロの重さに耐えられるというのは驚きです。
天井につける傷は、画鋲の穴程度のものが4つだけなので、将来的に取り外すことがあってもほぼ目立たないことでしょう。
シャンデリアを取り付けた場所
リビング・ダイニングには、もともと取り付けていた照明があり、そこに違うテイストのシャンデリアをぶつけて並べると、さすがに雰囲気がケンカしてしまうと思い、断念。
玄関からお部屋に続く廊下には、天井に埋め込んであるダウンライトのみでしたので、
ここにシャンデリアを吊るすことにしました!
やはり毎日食事をするダイニングテーブルの上とか、
書き物をするかもしれない場所、となると、
オシャレさだけでなく、実際の明るさが部屋に合っているかなど、実用面で失敗出来ないと思ってしまいます。
その分、時折歩くだけの廊下は、初めてのことを試すにはにはうってつけの場所とも思えました。
トイレなども、狭い空間、常にいる場所ではないという点で、同じようにお試しにに使えそうですね。
また、サイズが少々小ぶりのシャンデリアだったので、廊下の狭めの空間に実は丁度よかったのです。
シャンデリアを吊るす位置の、具体的な決め方
さてさて、廊下の中での、細かな位置決め。
天井に埋め込みのダウンライトがもともとあり、
きっとこれはプロの建築家さんがベストな位置で決めたものであろうから、その真下がよいのでは
とも思ったのですが、
もともと光らない前提だったので、
飾りとして吊るし、色んな角度から見てバランスよい場所を考えたときに、
ダウンライトの光をシャンデリアのライト代わりに活用するよりも、飾りとしての見え方を優先することにしました。
シャンデリアは2台なので、ちょうど玄関ホール、廊下の曲がり角とで、バランスをみて位置を決めました。
光らないシャンデリアは色と形で勝負
電気を付けないときは色合いが大事、というのも、置いてみて実感したことです。
特に今回は、パリの蚤の市で手に入れた油画との組み合わせが気に入っています。
ベージュ〜茶〜ゴールドの色味がマッチしていて、いい感じになったかなと思います。(下の方に写真あります)
シャンデリアの、壁に落ちる影を楽しむ
もうひとつ、シャンデリアの楽しみ方として、壁に落ちる影を楽しむというものがあると思います。
これはさすがに、光らないシャンデリアでは味わえません。
日中、日差しが強く入ってくるお部屋なら多少はあるかも…ですが、天井についているシャンデリアですので、太陽が低くないと日光も当たりにくいです。
けれどもけれども、装飾としてのみの役割でも、、古いシャンデリアは十分に楽しめると分かったのでした!
ヴィンテージシャンデリアのコードは、こんな風にしまっている
ちなみに、取り外してしまう勇気も出せないでいるコードは、こんな風にしまっています。
ヴィンテージシャンデリアの飾り方、工程順まとめ
①フックを買っておく
天井に、専用ソケットも無いのに、重量のあるものを吊るすことなんて出来るのか…心配していましたが、、
あります!天井用フック。(この記事の初めの方で紹介)
観葉植物を吊り下げたりする方もいらっしゃるのですね。
アマゾンで購入しておきました。
②繋がないコードをしまう
古いもともとのコードが飛び出ていましたので、
さすがにこのままでは見栄えが悪い。
カップの中にぐるぐるとねじって押し込み、養生テープで押さえてしまいました。
③場所を決める
これは、もう直感でしかないのですが…
折れ曲がった廊下で、どこから見ても目に入るような場所を決めて、
ダウンライトとはほぼ無関係に、決めました。
④フックを天井に取り付ける
細いピンをコインで押し込むタイプでしたので、ちょっと腕はプルプルしますが、簡単に取り付けられます。
⑤シャンデリアを吊り下げる
完成!
コードを押し込んであるカップが横に垂れる感じになっていますが、アンティーク風を楽しむのにはこれで十分素敵かなと。
シャンデリアって、当たり前に照明器具ですが、
昼間の時間帯にはデコレーションとして機能しますよね。
これはこれでとっても重要な役割を果たしてくれています。
これを楽しむだけでも、飾った価値は十分にある!と思わせてくれます (^o^)
シャンデリアと、他のアイテムのコーデも考えた
シャンデリアの下に映っている油絵を飾る場所が、我が家の中でどうにも場所が決まらなかったのですが、
玄関に掛けてみたところ、
シャンデリアのクリーム色と、油絵のゴールドのフレームの雰囲気がピッタリになりました。
インテリアアイテムは単体でも楽しめますが、
他のアイテムとコーディネートをすると、より広い空間として楽しめますよね。
同じ空間にある、玄関マットはこんな感じです。たまたまですが、色合いが合っていました。
玄関壁の小さなコーナーは、まだ飾るものが定まっていませんが、取り合えず
シルバー額に入っている、自作の小さな版画が置いてあります。
玄関ホールのコーディネート、皆さんもぜひ楽しんでくださいね!