ロンドン・メイフェアでアート・ギャラリー巡りをしました。
メイフェア地区には国際的なギャラリーが集まっているので、最先端のアート、今注目されているアーティストを楽しめる場所です。自分の足で歩き回り、気になったところに入っても楽しめると思いますが、どんな雰囲気の場所なのか、ご紹介できたらと思います。
今回の街歩きは、お友達と数軒をフラッと訪ねて、ランチしてで計2.3時間。
ギャラリーひとつひとつは小さいので、お買い物のついでにでも、スキマ時間にも立ち寄れる、かつ非日常の空間を味わえるのもよさかと思います。
もちろん、全ての場所が入場無料です。
Stephen Friedman Gallery (スティーフン フリードマン ギャラリー)
この日は、アメリカ人女性アーティスト、Marina Adamsによるペインティングの展示をしていました。
鮮やかな色合いと、大胆なパターンで構成された抽象画の数々。
白い壁のギャラリーの空間に伸び伸びと展示されているのが、とても素敵でした。
作品数は、正確には覚えていませんが10〜20点くらいの印象です。
ギャラリーの中の2.3くらいの部屋に展示されており、美術館とは違いサッと観るだけでも楽しめます。
このギャラリーでは主に現代の絵画を扱うのでしょうか、ホームページにはペインティングの作家が多く載せられています。
アートギャラリーは、そのギャラリーごとに扱うジャンルや年代、専門分野があるので、好きなギャラリーを見つけて通うのも楽しそうですね。
25-28 Old Burlington Street
London
W1S 3AN
Hauser and Wirth
このギャラリーでは、Phyllida Barlowの展示を開催中でした。
イギリス人の女性アーティストです。
ガラス張りの入り口スペースには、壁一面のペインティング(絵の具によるドローイング?)が展示されています。
ギャラリーにしては広いメインのスペースには、ペイントされた、巨大なアイス棒を立てて並べたかのようなインスタレーション。
空間を囲むように並べられた棒の中のスペースは内側に入り込むこともでき、また使われている素材などから、森の中の秘密基地のような、アーティストの制作古屋(想像)をイメージさせられました。
遊び心たっぷりのインスタレーション、このアーティストの世界にたっぷり入り込んでしまいました。
インスタレーションを観た後に、また壁のペインティングを観ると、アーティストがどんなイメージやアイデアをもっていて、というのがより想像出来る気がしておもしろいです。
こんな非日常を味わえるのが、アートギャラリーのよさですね!
Hauser and Wirth
23 Savile Row
London W1S 2ET
↓こちらはもう一箇所訪れた、ギャラリーの一角。日本人アーティストの方の展示でした。(名前を控えるのを忘れてしまいました(;_;)
立体も平面もとても素敵だったのですが、
お部屋の隅のスペースにあった、本棚の上のさりげないお花…これがまたオシャレすぎて、思わず写真を撮ってしまいました。
Gagosian Gallery ガゴシアン
これは別日になりますが、Gagosianにも行きました。世界に19の展示スペースをもつ、大きなギャラリーです。
Gagosianは上記2つのギャラリーよりも規模が大きく、小さいミュージアムのような感じです。
この日は、Helen Frankenthaler ヘレン フランケンサーラー の展示が目当てで出かけました。
フランケンサーラーといえば、20世紀の抽象表現主義を代表する女性アーティストで、大規模なペインティングで有名です。
その大きなキャンバスが、ギャラリーの壁を悠々と飾っており、とても見応えのある展示でした。
有名な画家だけに、訪れる人も多く、ミュージアムのように気軽に入れる場所でした。
建物自体も、モダンでおしゃれです。訪れるだけでも記憶に残る場所だと思います。
20 Grosvenor Hill
London
W1K 3QD
付近のおすすめランチスポット
ギャラリー巡りを終えた後には、人気のインドカレー屋さんDishoomディシュームでランチをしました。
ギャラリーの集まるメイフェア地区から、大通りRegent Street を渡って反対側のSoho地区の、Carnaby Street カーナビーストリート にあります。Liberty やHamley’sの裏側、というとイメージしやすいかと。この辺りは徒歩10分圏内で、どこも移動するにはすぐです。
この辺りには、Dishoom のみならず沢山の飲食店が集まっているので、気軽なバーガー店でも、オシャレなアフタヌーンティーで有名なSketchでも、選び放題です。
この日のランチに入ったDishoom は本格インドカレーやタンドリーチキンを気軽に味わえるレストランで、今イギリスの大きな街に展開しているようです。
ナンも焼きたてで、ラッシーもローズ入りなど少し変わったフレーバーのものでも、キツすぎたりせず、日本人にもとても美味しかったです。
よく感じていたのですが、イギリスでカレーを食べると、あまり辛くないメニューが必ずありました。
もともとインドカレーがそのような味つけなのか、スパイスに慣れていないイギリス人や多国籍の人々向けなのか分かりませんが、マイルド好みの私もいつも安心して食べることができました。